令和6年度 施設見学研修で環境事業センターを見学しました。

 令和7年1月28日(火) 浜須賀地区まちのちから協議会では、自治会長や関連団体の委員、15名に参加いただき、茅ヶ崎市環境事業センターを訪問し、ごみの収集について学ぶ研修を行いました。これは地区の環境美化や環境問題の理解の一助にしていただくことを目的として行ったものです。また、その後に参加者の親睦を深めていただけるように、茅ヶ崎市博物館の見学を行いました。

 まず、環境事業センターでは、富田所長より、①ごみ分別とごみ収集の有料化により、ごみの量がどのように変化したか、②個別収集実験事業についてご説明がありました。①のごみ有料化前後の変化では、燃やせるごみは20%程度減っているのに対して、再生可能なプラごみは20%程度増えているとのことです。ただし、プラごみにプラごみではないものがまじっていることで、設備にからまり設備を止めてしまうトラブルがあるそうです。具体的には、ネット、ストッキング、PPバンド、ビニールひも、カーペット、ブルーシートなどだそうです。プラマークがついているか確認することが大事とのことです。

 また、インターネットの発達の影響か、古紙・新聞は減っており、一方でネット注文の影響なのか段ボールは増えているそうです。

 燃やせるごみの灰については、埋め立て処理するには限界があり、道路の路盤材などに再利用することも進めて量を減らす努力もされているそうです。②の戸別収集実験事業では、浜須賀地区は対象になりませんでしたが、不適切排出(分別の間違いやポイ捨てなど)が減るか、1年間実施して確認されるそうです。

 続いて広田様よりセンター内をご案内いただき、焼却炉、クレーン、制御室、粗大ごみ処理場などをガラス越しになりましたが、ご説明いただきました。焼却炉は、850℃程の温度で約6時間かけて燃やし、発生したガスをフィルターでろ過しているため、煙突から出るのは水蒸気の白い煙とのことでした。また、クレーンは、昼間は作業者が操作して焼却炉にごみを入れますが、夜はごみの高さが記録されることで自動運転でごみを入れると説明があり、進んでいると感心しました。

 参加された会長や委員の方から、環境事業センターの方に、日ごろのごみ収集のご対応に対して大変感謝している旨、お伝えいたしました。

 

 茅ヶ崎市博物館では、戦後80年企画展「戦中・戦後のくらし」が展示されていて、ガイドの方の説明を聞いて、当時のことや展示物について理解を深めました。一番びっくりしたのは、博物館に来て初めて知りましたが、昔は浜須賀の地も海の底だったということです。

 今回の研修は、自治会の皆さんにお伝えして役に立つごみの話であったり、他の自治会の会長と親睦が深められたりと大変有意義な研修でした。