11月2日(土)実施、鶴嶺西地区 防災訓練をリポートしました

このたびの台風で被害にあわれた皆様には、謹んで心よりお見舞い申し上げます。

鶴嶺西地区防災訓練に参加してきましたので、リポートします。

鶴嶺西地区の防災訓練が、学校関係者、市:防災関係部局、地元消防団のご協力のもと、萩園中学校と今宿小学校の2つの会場で行われました。地域10自治会の防災リーダー、自主防災組織、及び一般自治会員の多くの方の参加をみることができました。

当地区は、相模川、小出川に挟まれていて、先日の台風19号では各学校が避難所となり、多くの方が自然災害に対する危機感をもって参加されたように感じます。

今宿小学校の会場です

萩園中学校の体育館に集合しました

今回は、市:防災対策課の方から大型画面を使用したレクチャーがあり、今回の台風による浸水状況を例にした避難事例や、ハザードマップによる川の氾濫に対する心構え、避難のための行動を時系列で確認するためのマイタイムラインの作成といった安全確保のための知識、行動の考え方を教えていただきました。

マイ・タイムラインとは台風の接近によって河川の水位が上昇する時など、洪水時に自分自身がとる防災行動を時系列的に整理し取りまとめる行動計画表で、専用のシートがあります。
右のアイコンをクリックするとシートのPDFが開きます。
記入例など詳しくは茅ヶ崎市のホームページをご覧ください

レクチャーに続き、特殊シミュレーション車両を利用した震度7の揺れや、レインスーツを着用して300ミリの豪雨を体験したり、煙の充満した通路の避難、土嚢作り、消火器操作による模擬消火などを行いました。

今回、体験型のとても充実した内容が盛り込まれ、参加者からは「知っているつもりだったが、体験は考えているよりすごかった」「ハザードマップを良く理解して避難時はマイタイムラインに沿って行動することが大切だと思いました」など、より身近に災害の恐ろしさを感じ取ったというコメントが寄せられました。

こうした地道な活動が、安全に自分の身を守ることにつながってゆくのだと改めて思いました、
自治会、市職員、消防団、学校関係者の方々のご協力、ご尽力に感謝申し上げます。

災害事例や防災の心得についてのレクチャー

簡易トイレの使い方や処理方法を学びました

中は煙で真っ白、右も左も分かりません、実際の火災だったらと思うと恐ろしいです

車内では300ミリの豪雨と足下からも排水が噴き出してくる体験をしました

震度7を初体験、思わず「家がつぶれる!」と叫んじゃいました

土嚢を作っています、かなり重く腰に注意です

うまく的に当たって無事に消火完了!

リポート)鶴嶺西まちぢから協議会 広報 高橋祐二

先日の台風19号の時の萩園中学校の避難の様子です

自治会の防災リーダーを中心に避難誘導が行われ、萩園中学校には860名の方々が避難されました。

机の運び出された教室で、皆さんお互いに周りの方を気遣いながら、エアコンの設置されている部屋では温度、湿度管理のために稼働していただき、配布された毛布にくるまりながら共に過ごしました。

机の運び出しや、相模川の放水のため1階から上の階に移動する垂直避難など、萩中の生徒さんや避難されてきた方々がすすんで協力くださってスムーズに行うことができました。

また、茅ヶ崎市災害時保険福祉専門職ボランティアの方による非難された方々の健康状態の確認なども行われました。

各階の教室が開放され、そこで一夜を過ごしました

備え付けの毛布が支給されました。

机や、靴は廊下に出しました。

リポート)鶴嶺西まちぢから協議会 広報 高橋祐二