市民集会【まちぢから協議会】
9月11日(日)、「茅ヶ崎地区市民集会」を実施いたしました。
これは、まちぢから協議会と市が地域の課題を共有したり、まちぢから協議会から市へ地域の要望を伝えたりするための取り組みです。今回は、北茅ヶ崎駅付近のJR相模線踏切エリアを含む「新国道線」の道路計画の現状や今後の見通しについて、意見交換を行いました。
新国道線は、国道1号線と並行する区間であり、茅ヶ崎駅を中心とする環状道路の役割があるため、茅ヶ崎地区においては、暮らしの動線にも大きな影響があるにも関わらず、道路予定地が遊休地となったままであるなど、計画の進捗状況が分かりづらい部分がありました。
まず、道路建設課より、JR相模線を交差する部分については、線路の上・下どちらを通る道路とするかまだ決まっていないこと、費用・工事に要する時間がかかることから、新国道線の平面部分を先に着手していることなどの説明がありました。
また、新国道建設エリアが埋蔵文化財の包蔵地となっており、工事前に発掘調査を行う必要があること、用地取得率は90%であるものの、企業が所有している用地については企業内での検討があることなど、時間を要している原因についての話もありました。
最後の質疑応答では、参加者より「スピード感をもって新国道の開通を進めてほしい」、「新国道の建設予定地であるパークスクエア湘南茅ヶ崎横のエリアが通行できないままとなっているので、地域のために活用したい」などの要望・意見が出されました。
市より、生活の不便さ解消や開通時期について、明確な時期の提示はありませんでしたが、道路整備は、関係者・機関の数が多く、調整に時間がかかること、莫大な費用がかかるため、市の中でも優先順位をつける必要があることなどの現状と、地域の要望・意見を共有できたことは有意義でした。
当日は、市民35名、茅ヶ崎市長のほか、市職員7名の計43名の参加がありました。
今回のテーマは「新国道」でしたが、茅ヶ崎地区においては、茅ヶ崎駅周辺で人や交通量が多いことから、「梅田通りの安全対策」や「JR相模線付近の渋滞緩和」なども課題となっています。
安全・安心で暮らしやすい地区となるよう、今後もまちぢから協議会運営委員会等で情報共有をしながら、市や関係機関との対話をしていきたいと思います。