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 明治中期に、大坂の住吉大神を勧請して創建されました。本社の名称である住吉の語源は天皇即位の際の儀式を行った海:住之江(澄んだ入り江)から来ており、本社の祀ってある住吉三神とともに、海とのかかわりが深いとされています。海に近く、海に関する職の人が多かった南湖地区にこの神社が勧請されたのは、安全祈願のためだとも言われています。現在の本殿は、関東大震災後、昭和3年に再建されました。

(「ぶらり散歩 郷土再発見」から)

大山とうろう

 大山の夏山の最中に、献灯のために灯ろうを立てる習慣は、大山信仰の及んだ広い地域に見られます。住吉神社でもこの期間木製の灯ろうが境内に立てられます。その灯ろうの傍には「大山灯ろうの由来」として次のような掲示がされています。

 “昔、房州方面の漁師が大山の阿夫利神社に祈願に参拝に来た。その道案内のため「大山とうろう」を湊の八大龍王から住吉神社及び 中町等へ7月25日〜8月17日まで設置されたもの”です。

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編注)このあたりです

南湖全図_南A_12