六道の辻からの浜道は大謀道(天幕場道)といわれ、ブリを捕る大謀網が南湖の沖に仕掛けてあったころ、大謀網関係のテント(天幕)が張ってあったことによります。天幕場(テントバ)とは朝捕った魚の鮮度を保つため天幕の代わりに帆をかけた所。現在の南湖漁港の砂地をいう。

 この辺りでは、昭和の初期には数万匹のブリが捕れたといいます。浜道が集まる茅ヶ崎漁港の辺りにも八大龍王が祭ってあります。

(丸ごと村ごと歴史調査グループ 生涯学習課)―平成14年(2002 年)2 月1日号

*21.南湖の区分図参照
 南湖の区分図によれば大謀道と天幕場道は別になっております。天幕場道は現在の南湖通りです。両道とも南湖の浜に行く道です。

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